金利上昇と円安

為替はガソリン価格に直結

去年の年末に日銀が金利を引き上げた後も、円安傾向が続いている。米ドル/円で見てみると、普通は日本が利上げし、アメリカが利下げフェーズなので金利差縮小の為、円高(円の価値が上がる)になるはずだが何故か円安が止まらない。何故か?

インフレ負けしている

名目金利的には利上げしたが(日銀の利上げ決定がこれ)インフレ率を考慮した実質金利は依然マイナスのまま。投資家目線で見ると、貰った利息より物価高の方がでかい(インフレによって円の価値が下がる方が大きい)為、世界的に見て円が人気ないんです。

金利差がまだまだ大きい

日本の金利は0.75%、アメリカは4~5%台(26/1/25現在)これでは勝負になりませんね。更に日銀植田総裁の利上げ決定会見中に、為替が円安に振れるんですね。ハト派的な発言をするので(要はゆっくり上げますよ〜的な)。就任当初植田ショック的なことがあったので、慎重になっている(普通になった?)のでしょう。日銀の慎重姿勢が物足りない?

新NISAの存在

新NISAなどを通じて、日本の個人投資家が海外の株(オルカンやS&P500など)を大量に買っていることも、恒常的な「円売り・外貨買い」の要因となっている。この件に関しては影響力はごく僅かでしょうが、無関係では無いです。

財政拡張への懸念

高市首相が進める、責任ある積極財政が、市場から警戒されている。(将来の借金が増え、インフレが進む)。その国の財政に不安があると、国債が売られる為金利が上がる(逆に国債が買われると金利は下がる、国債と金利は逆相関関係)。市場が「この国は大丈夫か?」と疑いを持つと、金利が上がっていてもその通貨(円)が売られる原因になります。

悪手(本題とはそれますが)

高市政権は、2/8の衆院選挙に向けて、消費税減税(2年限定)を選挙公約に掲げているが、代わりの財源が不透明なためにこれも円安の原因になっている。数年前にイギリスでトラスショックがあったが、それにイメージが近い。高市総理も片山財務大臣も超優秀な方々なので、悪手なのは百も承知でしょうが、選挙で票集めするには致し方ないんでしょう。

世界の投資家達は理解しているのですが、日本の一般国民は消費税減税に喜び飛びつくので、各党は公約にせざるを得ないのです。私的には、逆に消費税は増税(緩やかに)した方が良い派です。消費税というのはインバウンドの外国の方や、お年寄りや、お金持ち達(いっぱいお金使ってくれる人達)から公平に徴収できます。その増税分を所得税減税や、社会保険料の引き下げに充てる。要は働いている現役世代に還元するんです。日本の将来を深く考えたらこちらの政策の方が良くないですか。

そりゃお年寄り世代はキツくなりますよ。選挙の時票が取れないし、実現は不可能でしょう。ですが本当に自分の子供世代や孫世代の事を真剣に考えたら、消費税減税は悪手です。絶対。税金の節約したらと言う意見もあるでしょうが、例えば公金チューチューの既得権益を潰せれば一番良いんですが、簡単では無いでしょう、だからまだ存在している訳で…

まとめると、選挙に行きましょうになるんですが、きちんと一人一人が真剣に考えて投票に行きましょう。エサ(減税)に踊らされる事なく、日本の将来を想って

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